清泉女子大学大学院地球市民学専攻「公開セミナー」
テーマ 在日ブラジル人の事例から考える日本の移民政策と多文化共生施策
話題提供者 アンジェロ・イシ氏(武蔵大学社会学部教授)
日 時 2014年10月23日(木) 18時10分~20時30分
場 所 清泉女子大学 本館2階大会議室
講師プロフィール
1967年、サンパウロ市生まれ。サンパウロ大学ジャーナリズム学科卒。90年に日本に留学、新潟大学大学院および東京大学大学院を経て、ポルトガル語新聞の編集長を3年間務めた。日伯の移民やメディアを研究する傍ら、ジャーナリストとしても活動。また日本の各地で日本人市民やブラジル人住民を相手に国際交流や共生をテーマに数多くの講演をこなしてきた。総務省「多文化共生の推進に関する研究会」構成員など、政府の委員会に参加する一方、「全国在日ブラジル人ネットワーク」創設など移民の組織化に尽力。2004年より武蔵大学専任講師、2010年より現職。
報告の概要
日本には出入国管理政策は存在するが移民政策はいまだ「無策」であると言われて久しい。1990年以降の「日系人」受け入れの紆余曲折は何よりもそれを雄弁に物語っている。本報告では在日ブラジル人の20数年の小史を概観した上で、入管政策や多文化共生関連施策などの問題点についていわば「下から目線」(移民の立場)から考え、若干の提言も試みたい。
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